ご確認
ここから先のサイトは、国内の医療従事者への情報提供を目的としております。一般の方を対象としたものではございませんので、ご了承ください。あなたは医療従事者ですか?
-THA術前計画-
フィルム
メリット |
|
デメリット |
|
2Dデジタル
メリット |
|
デメリット |
|
ナビゲーション
メリット |
|
デメリット |
|
3Dテンプレート
メリット |
|
-目的-
THA術前計画におけるZedHipの有用性について検討すること。
―対象―
期間
2011年7月~2012年8月 THA施行 32例34股 (男性4例 女性28例)
手術時年齢
72歳(50~89)
使用機種
- Cup:Trident PSL (Stryker)
- Stem:Profemur Z (Wright Medical)
原疾患
- 変形性股関節症:30股
- 特発性大腿骨頭壊死:3股
- 大腿骨頸部骨折:1股
-検討項目-
- 術前計画と実際の使用インプラントとの一致率
- 術後インプラントの設置角度
- 術後合併症
-結果-
症例1
症例2
-考察-
設置精度について
2D | 3D | |||
従来法 両股正面Xp |
Digital Template | Navigation | Digital Template (ZedHip) |
|
設置精度 | △ | △ | ◎ | ○(注1) |
被爆 | ○ | ○ | ○ | ○ |
操作・簡便性 | ○ | ○ | △ | ○(注2) |
コスト | ◎ | △ | × | ○ |
注1: 2Dよりは高精度で、Naviともほぼ同等の精度
注2: 術前シミュレーションに15分程度
ZedHipの利点
- ROMシミュレーション(脱臼テスト)
- 骨棘除去ならびに骨盤基準面を変更ならびにROMシミュレーション可能
- 経験の少ない医師でも実際のオペを想像しやすい
※ZedHipの最重要ポイントは、術前計画をいかに正確に術野に再現できるかにある!
-結論-
- 臼蓋側インプラント合致率は91%、大腿骨側合致率は59%であった。
- 術前から骨棘や骨嚢胞のサイズや位置まで3Dで視認でき、より正確に把握できる。
- ZedHipによる術前計画は、安心して手術に臨む一助となり得るツールである。
- シミュレーションどおりにインプラントする難易度はある。
- 一般病院で使用する術前計画手法として、より現実的な方法となりうる。