JIGEN


概要

JIGENはCT画像を用いた人工膝関節置換術向けの3次元術前計画を行うシステムです。
患者様の症例毎に3次元で精密な術前計画を迅速かつ的確に行い、計画したコンポーネントの設置位置とそれに必要な骨切り位置や骨切り量を3次元的に算出します。

医師は様々な人工関節の機種やサイズ、設置位置を術前にシミュレーションすることができ、手術中は提携するメーカが用意した専用骨切り治具を使うことで、術前に立てた計画にのっとって迅速にしかも極めて正確に手術することができます。

解りやすい3次元の立体画像と、CT画像から生成された横断面、冠状面、矢状面の画像を見ながら、コンポーネントの内外側や前後位置、回旋、内外反、屈曲伸展の角度を視覚的にも数値的にも観察しながら、最適な設置位置に配置することができます。

また、術中に用いる髄内ロッドの刺入位置や骨切り治具も正確にシミュレーションすることができます。

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特徴

データベース機能

JIGENはデータベース機能を備えております。
術前計画に用いる患者様のCTデータを読み込んで一括管理することが可能です。

DICOMデータに対応しており、患者名・患者ID・性別・年齢・生年月日などの情報もデータベース上に表示して簡単にデータ管理を行うことが可能です。

Axial・Sagittal・Coronalビューを表示させて画像を確認することが可能なため、簡易ビューアーとしてもご利用いただけます。

人工膝関節の設置

CTデータをベースにMPR画像(multi-planar reconstruction)を作成して、3次元的に横断面、冠状面、矢状面の画像を見ながら的確なコンポーネントサイズを選択が可能です。

大腿骨後顆軸、Transepicondylar Axis (TEA)、Geometric Center Axis (GCA)などを基準として大腿骨コンポーネント回旋角度の初期位置の制御を行い、コンポーネントの設置位置、骨切り量、骨切り位置を3次元的に設定して計画を行います。

また、屈曲伸展、内外反についても3次元的に随時確認が可能です。

パラメータの算出

大腿骨コンポーネント回旋角度の初期位置の制御を行い、コンポーネントの設置位置、骨切り量、骨切り位置を3次元的に設定して計画を行います。

屈曲伸展、内外反についても3次元的に随時確認が可能です。

また、計画の設置位置で整復した際のFTAの変化等、術前と術後の変化を自動的に算出し、骨切除位置、骨切除量、設置角度を3次元上で視覚的、定量的に確認することができます。

髄内ロッドと専用治具の設置

髄内ロッドと専用治具をコンピュータ上で3次元的に簡単に設置することが可能で、計画した術前計画を高精度に再現します。

術前計画に必要とする時間も最短で15分程度で、ナビゲーションシステムと比較して短時間、高精度、低価格を実現しております。

メディア

 

導入事例

連携治具 JIGEN

専用骨切り治具を使うことで、術前に立てた手術計画にのっとり迅速かつ正確に手術することができます。

  • 従来のナビゲーションシステムを凌ぐ高精度の手術が簡単に実現できます。
  • 手術場に大掛かりな専用の装置搬入の必要がなくご利用いただけます。
  • ナビゲーションのようにトラッカを立てたり、レジストレーションする必要はございません。
※ 専用ジグは株式会社アルスロデザインの製品です。
販売名:人工膝関節手術器械 JIGEN
医療機器届出番号:20B1X10002000001
販売名:ジゲン
医療機器届出番号:11B1X1000658M401

よくある質問

推奨動作環境について

OS Windows 11 / Windows 10 (64bit) 1809 以上
* Windows XP, 7 はサポートしておりません
CPU Intel Core i5-4670, i7-4770 同等以上
(CPU クロック定格 3GHz、クアッドコア以上推奨)
RAM 16GB 以上
ストレージ プログラムインストール 10GB 以上、プロジェクトデータ保存 1TB 以上
USBポート 1ポート
グラフィック解像度 1920×1080以上
ビデオカード NVIDIA Quadro P3200 または NVIDIA Geforce GTX 1060 同等以上
(3GB 以上のビデオメモリ推奨)
  • USB ポートはZedView を起動させる為のセキュリティドングルに使用します。
  • ZedView は製品ライセンスキーを提供するために SafeNet/Gemalto 社の Sentinel HASP を使用します。Sentinel HASP ドライバは、ご使用のコンピュータ上の通信ポート1947 を使用しています。Sentinel HASP とファイアウォール以外のアプリケーションがこのポートをブロックしないようにしてください。

CT画像の撮影条件について

撮影範囲 大腿骨頭から脛骨遠位足関節まで
データ形式 DICOM
スライス方向 Axial方向
スライス間隔 2mm以下 (推奨)
FOV 疾患側の骨全体が入る値
Gantry Tilt

導入費用について

弊社までお問い合わせください。