概要
ZedEditはCT/マイクロCT/産業用CT/MRI等で撮影したDICOM画像や2次元スライス画像を、3次元的に可視化・計測することが可能なソフトウェアです。
ソフトウェア内で3Dモデルを作成することが可能で、STL/DXF/PLYデータとして出力することができます。出力したデータは有限要素法解析や、3Dプリンタを用いた実物大立体模型の作成に応用できます。
オプション機能の3Dモデル編集を追加すると、ZedEdit上で作成したモデルや外部アプリケーションから取り込んだSTLデータをより複雑に変形・編集することが可能です。
特徴
3次元可視化
ZedEditでは、輝度の閾値やマスクを作成することで、DICOMデータを3次元的に可視化することが可能です。
- サーフェイスポリゴンモデルやボリュームレンダリングを使用することで立体的に表示することができます。
- セグメンテーション機能を使って連続性のあるマスク領域を抽出したり、Region Growing機能を使って特定領域だけを抽出して3次元化することが可能です。マスクはAxial/Sagittal/Coronal方向から手動で編集ができ、複雑な形状の編集・修正をユーザー自身で行うことができます。作成したマスクから3Dモデル(STL/DXF/PLYデータ)を出力することが可能です。
3次元計測
ZedEditでは、様々な方法でモデルやスライス上の計測を行うことが可能です。
- 作成した各マスクの領域に対して 面積・体積の計測
- 2次元スライス画像上(Axial/Sagittal/Coronal平面)での2点間の距離・角度の計測
- 生成した3次元画像データに対して指定した表面・直線距離、角度の計測
データベース機能
データベース機能(ZedViewDB)によって、読み込んだデータの一括管理が可能です。
DICOM/BMP/TIFF/Rawデータに対応しており、DICOMデータの場合はヘッダ情報の様々なパラメータ(患者名、ID、性別、etc.)を表示して管理できます。Axial/Sagittal/Coronal画像を表示して確認することも可能です。
さらに、登録したデータのパラメータを編集したり、DICOMまたはBMP画像としてエクスポートすることが可能です。
3Dモデル編集 (※オプション機能)
3Dモデル編集機能を追加することで、ZedEditや外部ソフトウェアで作成した3Dデータを変形・編集することが可能です。
- 球や長方形の基本的なモデルの追加
- モデル表面の変形
- モデル同士のデタッチや合成
- エラーの検出、修復
作成したモデルはSTLデータとして出力することができます。
メディア
よくある質問
推奨動作環境について
OS | Windows 11 / Windows 10 (64bit) 1809 以上 * Windows XP, 7 はサポートしておりません |
CPU | Intel Core i5-4670, i7-4770 同等以上 (CPU クロック定格 3GHz、クアッドコア以上推奨) |
RAM | 16GB 以上 |
ストレージ | プログラムインストール 10GB 以上、プロジェクトデータ保存 1TB 以上 |
USBポート | 1ポート |
グラフィック解像度 | 1920×1080以上 |
ビデオカード | NVIDIA Quadro P3200 または NVIDIA Geforce GTX 1060
同等以上 (3GB 以上のビデオメモリ推奨) |
- USB ポートはZedView を起動させる為のセキュリティドングルに使用します。
- ZedView は製品ライセンスキーを提供するために SafeNet/Gemalto 社の Sentinel HASP を使用します。Sentinel HASP ドライバは、ご使用のコンピュータ上の通信ポート1947 を使用しています。Sentinel HASP とファイアウォール以外のアプリケーションがこのポートをブロックしないようにしてください。
CT画像の撮影条件について
撮影範囲 | 対象が入る範囲 |
データ形式 | DICOM |
スライス方向 | Axial方向 |
スライス間隔 | 1mm以下 (利用用途による) |
FOV | 対象が入る最小値(推奨) |
Gantry Tilt | 0° |
導入費用について
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